2021年にITエンジニアが身に付けたい、おすすめスキル7選

皆さんこんにちは。デカルトサーチではIT業界を中心に様々な求人を扱っていますが、IT人材が慢性的不足する日本のIT業界では、圧倒的な需給の不釣り合いな求人票も多くあります。

 

エンジニアのキャリアパスは人それぞれですし、自身の好奇心の赴くままに新しい技術を学び、それが自身の市場価値に繋がるのならば、それに越したことはないのですが、実際は、扱える人の足りていないスキルを身に付ける姿勢は、エンジニアとしての市場価値を高める上では非常に重要です

 

特に近年は、わが国でも国を挙げてDXが推進されており、IT業界の求人にも大きな影響を与えています。そこで今回は需給ギャップという観点から2021年にエンジニアの方にオススメのスキル選を紹介したいと思います。

 

 

Workday

 

人事管理・財務管理のクラウドサービスWorkdayは、3000社を超える導入実績がありグローバルで急成長しています。日本でも、グリコ、SONY、楽天、ニトリ、HITACHIといった大企業もすでに導入しており、近年、注目を集めていますが、とにかく、日本では扱える技術者が圧倒的に不足しており、Workday認定資格が履歴書にあるだけで引く手あまたな状態です。学習コストの低さも考慮すると、是非とも身に付けたいスキルです。

Workday公式ページ

ServiceNow

ITSM (ITサービスマネジメント)を提供するServiceNowは、2018年には、『Forbes』が毎年発表している「世界で最も革新的な企業ランキング」で1位に選ばれている他、DXも追い風となり日本でも急成長しています。ServiceNowも認定構築資格者制度があるため、取得しておくと今後のキャリアにおいて非常に有利に働くでしょう。

ServiceNow公式ページ

ノーコード開発

日本でも最近盛り上がりを見せているノーコード開発ツールですが、弊社でもノーコード開発者の求人は近年急速に増加しています。ノーコード開発ツールは、Google table、AWSのハニーコードといった大企業の提供するものからAdalo,Bubble,Glideといったベンチャー企業の提供するものまで様々ですが、何より学習コストが非常に小さいため、気になったプラットフォームをいじってみるところから始めてみるのも良いでしょう。ノーコードツールは大きく分けてToB向けのものとToC向けのものがあります。前者はDXの文脈で業務効率化をするといった目的で利用されており、後者は高速かつ低コストでのアプリケーション開発の需要に訴求したものになっています。いずれにせよ、ノーコードは近年、急速にシェアを拡大しており、ノーコードジャパンによるとITエンジニアの3割ほどはノーコードを日常的に利用するようになると予測しています。

(参考記事:【ノーコード開発のすべて】国内外の企業取り組みの他、ノーコードツールの最新の情報を徹底解説

量子コンピューティング

 

FordのCTOであるKen Washington氏は、量子コンピューティングは未成熟な技術と認識した上で「量子コンピューティングの技術進展がごく初期段階にあることは、非常に胸を躍らされる。つまり、この初期段階で注意を払い、取り組めば、技術が成熟するとき優位に立つことができる。」とし、アーリーアダプターとして今から参戦することの優位性を強調しています。実際に、日本でも数多くの大企業も量子コンピューティングの実証実験に着手しており、弊社への問い合わせも増えてきています。

まずはIPAの「量子コンピューティングを正しく理解し、自社導入を推進する」の記事を参考にしてみると良いでしょう。学習コストが高いのがネックですが、長期的に見たら非常に有望な分野です。

他にもいくつか参考記事を紹介しますので、興味のある方は参照してみてください。

NEC量子コンピューティングへの取り組み

ビジネス応用の事例に見る量子コンピュータの現状

先進企業の量子コンピューティング活用例&実証実験

MLOpsオペレータ

MLOpsとは、「機械学習チーム(Machine Learning)/開発チーム」と「運用チーム(Operations)」がお互いに協調し合うことで、機械学習モデルの実装から運用までのサイクルを指します。低レイヤーの機械学習エンジニアが高報酬を獲得できることは言うまでもありませんが、機械学習をゼロから勉強する余裕がないという方はまずは機械学習を導入するMLOpsとしての働き方も考えてみるのも良いかも知れません。MLOpsの業務は、モデルの再利用とバージョニング、モデルの挙動検証(単体テストなど)と検証、モデルのデリバリー/デプロイ、モデル実行のログ出力と分析、モデル実行のモニタリングといった業務から構成されます。MLOpsオペレータも非常に人手不足な業種ですので、興味のある方は是非おすすめです。

 

関数言語

関数言語も日本では慢性的な供給不足です。Haskel Ocamlといった関数言語を扱えるエンジニアの求人はどれも高額です。敷居は高いのがネックですが、余力のある人は身に付けておくと圧倒的な差別化要因となるオススメのスキルです。

 

ブロックチェーン

ブロックチェーンは一時期のような過大評価が収まり、社会が冷静な評価をするようになりました。依然として仮想通貨には話題が絶えず、仮想通貨から派生したNFT(Non-Fangible Token)やDe-Fiなどにも一定の需要があります。仮想通貨の価格の乱高下に伴い、需要も浮動するトピックですが、研究開発が今後なくなることはなく、産業自体は着実に成長しています。少なくとも日本においてブロックチェーンエンジニアは慢性的に不足しており、引く手あまたな状態は今後も続くでしょう。

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