ブロックチェーン開発プラットフォームのMoralisが、Web3の追い風を受け急成長している。昨年6月に、CEOのイヴァン・リリェクヴィスト氏とCOOのフィリップ・マーティンソン氏らにより2020年に設立された同社は、10月にEQTベンチャーズから1340万ドルの投資を受けており、現在、6500以上のブロックチェーンプロジェクトが同プラットフォーム上で開発されている。
Moralisは、DeFi Dashboard, NFT Marketplace, Multi-Chain Walletといった機能を持つdAppsを構築するツールキットを提供している。いずれもクロスチェーンに対応しており、Ethereum,BSC,Ploygon,Solanaといったブロックチェーンとリアルタイムで同期可能なのが特徴だ。
またMoralisのSDKを利用することで、クロスチェーンに対応したバックエンドインフラを数行のコーディングで構築することが出来る。同社のサイトによると、平均してプロジェクトのリリースの時間を87%減らし、開発費8600万ドル抑えるのに貢献しているという。
従来と比べて、dAppsの開発効率を劇的に向上させることから、今後、MoralisはWeb3の推進に大きな役割を果たすことだろう。