近年、暗号資産・ブロックチェーン業界ではplay-to-earn（ゲームをプレーすることでトークンや金銭などを獲得できる設計を持つサービス）が大きな注目を集めており、東南アジアではゲームで得た収益で生活をするケースも出ている。
Find Satoshi Labが手がけるブロックチェーンベースのMove-to-earnゲーム「STEPN」は、2022年第1四半期（1-3月期）に2600万ドル（約33億円）の収益をあげた。Move-to-earnは、Play-to-earnから派生した似たコンセプトであり、ユーザーはプラットフォーム上でスニーカーのNFTを購入すると歩いた分だけ暗号資産GSTで報酬を得る仕組みだ。
２０２２年４月時点で、最も安価なNFTスニーカーは11.5ソラナ（約１４万円）の値がついており、最高事業責任者のシティ・マンガニ（Shiti Manghani）氏はコインデスクのインタビューにて、NFTスニーカーの取引高は１日１２００万ドルと超えていると語っている。
STEPNは、今後レンタル昨日の導入も計画しており、スニーカーを所有していないユーザーは、他のプレイヤーのスニーカーを借り、ランニングで得た収益の一部を所有者に還元する。ゲームに参加するために高額なNFTを購入する必要があることは一部から批判を受けているが、ＳＴＥＰＮのようにリアルの世界とゲームの世界を横断する体験を提供するＮＦＴは今後も成長が期待されている。