皆さんこんにちは、今回は、2014年にMicrosoftによって開発・発表されたプログラミング言語である注目の言語、TypeScriptについて紹介したいと思います。
TypeScriptは、大規模アプリケーション開発を行う上で、Javascriptの欠点を補完する目的で作られた言語であり、Javascriptと互換性を持つ、静的型付けのクラスベースオブジェクト指向言語です。
2017年に、Googleが社内の標準言語のひとつとして採用した事から世界的な注目を集めるようになったTypeScriptは、JavaScriptを劇的に改善した上位セットであり、複雑で大規模アプリケーション開発を行う上で非常に優れています。
日本でも年々、需要が高まっており、フロントエンドエンジニアの方は絶対に習得して損はない言語ですので、ご一読頂ければ幸いです。
JavaScriptの上位セットTypeScriptの特徴
複雑で大規模なアプリケーションをより短いコードで、より効率的に開発する事を目的として作られたTypeScriptには以下のような特徴があります。
柔軟な静的型付け
型を宣言する事が出来るので、事前に細かなエラーなどが分かるので、JavaScriptでは実行時にしか分からないバグを未然に防ぐ事ができます。型アノテーションを使用する事で、変数に型を付けることができるため、可能性のある型を詳細に指定できます。
インターフェース、クラスが作れる
TypeScriptはクラスベース・オブジェクト指向言語として作成されているため、JavaやC#と同様にクラスを定義して利用できます。クラス定義自体は JavaScriptのES2015 で導入されていますが、TypeScriptは、フィールドとアクセッサの定義や、アクセス修飾子、ジェネリックなど、さらに機能が拡張されています。
JavaScriptとの互換性
元々、JacaScriptのスーパーセットとして開発されたTypeScriptは、既存のJavaScriptコードが利用でき、ポピュラーなJavaScriptのライブラリが組み込まれています。外部ライブラリに対する型宣言は、例外はあるものの原則として、npmを用いて簡単にインストールすることができます。TypeScriptのコードは、通常のJavaScriptにコンパイルでき、様々なブラウザ、Node.js、JavaScriptエンジン上で実行できます。
Visual Studio Codeによる入力補完が強力
Visual Studio Codeなどのエディタは、TypeScript の入力支援機能をサポートしており、型定義から入力候補を提示してくれます。これが非常に強力で、開発中にいちいち正確なメソッド名を調べる必要がなくなり、開発効率が格段に向上します！Typescriptが支持を集める一番の理由といっても良いでしょう。
TypeScriptの将来性と需要は？
さて、このように様々な利点のあるTypeScriptですが、新しい言語を学習しはじめる際に気になるのはその将来性と需要です。前述のように、TypeScript2017年には、2017年にGoogle社内で6番目の標準開発言語として選ばれた事で、世界的に注目を浴びるようになりました。
Googleが開発しているJavaScriptフレームワークのAngularも TypeScriptベースで開発されています。
日本でもビズリーチやベネッセiキャリアのホームページはTypeScriptで作られており、導入事例は増えています。弊社、デカルトサーチでもTypeScriptの扱えるエンジニアの求人は年々、増え続けており、圧倒的に供給不足な現状が続いています。
ReactやVue のようなメジャーフレームワークがネイティブサポートしている現状を見ても、かなり将来性があると言えます。個人的にはJavaScriptを扱っているエンジニアの方にとって今後必須となると思っています。
また、TypeScriptは、JavaScriptのスーパーセットであり、JavaScriptを扱った事のあるエンジニアは、その延長として学習できますし、覚える事もあまり多くないので圧倒的にコスパの良い言語だと言えます。
TypeScript入門～基本が学べるオススメのYoutubeチャンネル３選出
先ほども述べましたようにTypeScriptは基本的にはJavaScriptと同じなので、JavaScriptを扱った事がある人にとっても覚える事もほとんどなく、比較的短期間で習得できると思います。
スクールなどに通わなくてもYoutubeチャンネルのチュートリアルを見るだけでも確実にあなたのキャリアにとってプラスになるので、TypeScript入門としてオススメのチャンネルを紹介します。
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